想像以上の怪我だった

車椅子から落ちてケガをした母を見舞った。想像以上の怪我だった。骨折しなかったのが不思議なくらい。

額に出来た大きな瘤が青あざになり、額からの内出血が両目の周りに下りて真っ赤になって、まるでお岩さんのようだ。相当痛かったろうと思うが、私たちに訴えることもなく、怪我のことは忘れているようだ。記憶はどうあれ身体にはダメージがあるのだろうか、いつものように外出を望むことがなかった。持って行った饅頭を「これ美味しいね~」とよろこんで食べてくれたのは良かった。食べ終わると心ここにあらずという感じだったので「また来るからね」と握手してホームを出た。

ホームによると、怪我をさせたことを心苦しく思っているらしく、治療費はホームの保険で処理できるように計っているとのこと。ありがたい。車いすも、足載せ部分を外して、いきなり立ち上がっても危険が少ないように工夫したようだ。

 

長かった風邪のあと、鼻の奥から喉にかかるあたりが不快だったので、耳鼻科に行った。鼻から喉から細い器具を差し込んで診てくれたが、何も問題は見当たらないとのこと。うそぉ~と思ったが医者が言うのだから間違いないのだろう。私としては鼻をかみきれないような不快感があるのだが、気のせいだというならそのうち治るのだろうと気にしないことにした。