母眠る

母逝去、享年93歳
朝8時過ぎ特養から電話あり。「すぐ来れますか? 今救急車を呼んでいます」
連れ合いと車で飛んで行ったが、母は救急車のストレッチャーの上で酸素吸入しているも意識なし。足が赤黒く変色し、ちょっと見えた脇腹も広く痣のように変色が見えた。
搬送する病院が決まるまで約1時間。隊員の方の問いに「延命治療は考えていない」と伝えるときはいささか心が痛んだ。
ようやく「至誠会第2病院」に決まり急行。酸素吸入器を外し、隊員さんの手動の吸入に移行。長時間同じ速度でバッグを握るのが大変だろうなとストレッチャーの横で眺めるしかない。
病院に到着後、わずかな検査の間に呼吸が止まり、10時11分亡くなった。担当医師からは様々な検査結果を聞かされたがよく覚えていない。痣のような変色は敗血症を起こしていた可能性が考えられるとかなんとか。既往症について聞かれたが、転倒したときの硬膜下出血と大腿骨骨折ぐらいしか思い出せず。病院到着後24時間以内に亡くなったときは警察の観察が必要とのことで、世田谷警察預かりとなった。引き取りに来てくれたのは世田谷警察署の警部補・長尾氏。
帰宅後、数年前に取り寄せた案内を頼りに「小さなお葬式」に連絡を取り、葬儀を依頼した。警察からは明朝連絡があると思うので、時間を合わせて警察で会うことを約束した。
娘と息子と礼子ねえちゃんにメール連絡。