30点満点で5点

病院で主治医のT山医師に母の容態を聞いた。

「殺される」と言うなど妄想があり、食事をとらず(とれずかも)、認知症が重い。テストによれば30点満点の5点だそうだ。

身体的には腎臓の萎縮が見られ、胆のうも委縮している。胆石があるかもしれない。胃カメラは、完全に眠らせて撮るしかないが、この状態になっている現在では撮る意味があるのか、疑問だ。

「点滴など、痛い思いをさせたくないのですが」と言ったら「痛い思いをさせたくないというなら治療ができないので、退院するしかない」と。確かに治療しないなら入院の必要はないということか。医師が冷たいわけではなくて、話す中で結果としてこのようになってしまう(^-^; 

退院してホームに戻れるかと言えば、母の攻撃的な様子をみると無理かもしれない。顔を見るなり「誰も来ない」「話しかけてもくれない」「水が欲しいと言ってもだれ一人聞いてくれない」等々文句ばかり。「テレビも何にもない」というけどすぐ横にテレビが点いているんだけど(-_-;)

「誰も何も聞いてくれないなら自分で行く」というので「まだ歩けないでしょ」というと「歩けるわよ、トイレでも何でも自分で行ってるんだから」というが、尿導カテーテルがついているし、起きると危ないので胴体が拘束されているのだ。歩いているはずがない。

看護婦さんたちにも暴言を吐くようで、食事のトレーを払いのけられたりもするそうだ。いわゆるちゃぶ台返し

今思えば、ホームにいたときにも似たようなことをやっていたのかもしれない。職員さんたちの言葉の端々を思い返すと、はっきりと言えずに匂わせていたのかも。

腕に点滴の管がないので終わったのかと聞いたら、足からやっているそうだ。本人はわかっているのかいないのか。腕は点滴の痕が紫色になっていて「ほら見てよ、こんなになってるんだから」とまるで拷問されているように言う始末。

まだ点滴が必要なので入院しているしかないが、さて、これからのことを考えると頭が痛い。どうすればいいんだ。。。