「行かなくていいのかい?」と連れ合いに背中を押されて渋々母のホームへ(^-^;
昼食後の時間を見計らって到着し、母の部屋に入ると、カーテンを閉じた暗い部屋でベッドに座っていた。「明るいうちはカーテンを開けたほうがいいよ」と開けてあげると「だって何したらいいかわからない」とのこと。「お茶しに行こうか」というと「お茶って?」と訝しげな顔をするので、連れ合いが「外に行こうか」と言い直してくれた。「行く。うれしいな～」と笑顔になった。
気温が高いので外は歩かず、いつも行くマクドナルドでのんびりした。オレンジジュースは好きらしい。ナゲットも3つ食べた。私たちは昼食を抜いて出たのでハンバーガーのセットを食べた。前回行った生田バラ園で撮った写真をプリントして持って行った。「私若いねぇ」と２週間前の自分を見て笑った。横浜中華街で買った小僧のカンフー人形もお土産と言って渡した。「可愛いね、高かったでしょ?」と心配してくれた。４体セットで270円ということはナイショにした(#^.^#)
ホームに帰って、食堂に大勢がいたのでそこで職員さんに託して別れた。
玄関で訪問の紙に書き込んでいると職員の男性が話しかけてきた。「気持ちが不安定なのか、食堂などでイラつくことが増えています。内科医師しか往診しませんので、もしかしたら専門医に相談していただくことになるかもしれません。気持ちを落ち着ける薬を服用したほうが良いと判断されれば、そのような選択もあり得ます」とのこと。グループホームにいたころから言われ始めていたことなので、仕方がないかなと思う。私たちに対するときは「私は幸せだよね」などと連れ合いによく礼を言うが、他人に対しては心を閉ざしているのだろう。施設を変えたことが理解できず「みんないなくなっちゃった」と言っているので、不安なのだろう。説明しても数秒後には忘れるので仕方がない。訪問してもしなくても、気が重い。
