明日から3月だ。いつの間に、という感じ。
1年半前に図書館に予約した本が、昨日ようやく手に入った。
『女たちの遠い夏』。こんなに時間がかかっては、どうして読みたいと思ったのか忘れてしまう。カズオ・イシグロというノーベル文学賞受賞者の作品だったからだろう。図書館サイトで検索したらこの本ぐらいしか見つからなかったのだと思う。
最後にすっきり決着するストーリーが好きなので、この本のような想像力を全開にしなければならない本は苦手だ(^-^;
「女たち」の「遠い夏」というだけあって、終戦直後の長崎がおもな舞台となり、女たちがストーリーの主軸だ。重い題材だがドロドロとはしていない。会話はさらさらと流れていく。苦手だと思いつつ一気読みしてしまった。