母を我が家へ

近頃の母は、電話をしても生気のない声を出しているので、連れ合いと相談の結果、我が家へ連れてきた。
蒲団と着替えと薬と、とりあえず必要なものだけをまとめて。

話していてもついさっきのことを忘れるし、今日が何日で何曜日かもあやふやになる。衰えは急速に進んでいる。
若いころの気の強さがすっかりなくなって、子供のように、というか子供よりおとなしいのだけはありがたい。

私のペットを母に。連れ合いのペットに私。連れ合いはリビングに布団を敷いて寝た。しばらくはこんな感じで暮らすことになりそうだ。