母と花見ドライブ

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ハッピーセットの絵本

天気が良く、温かいので、連れ合いに頼んで母を花見ドライブに連れ出そうとホームに出かけた。母はほかの入所者さんとソファーに並んで座っていた。こんにちはと声をかけるとハッとしたように「あ、見たことある人…」と言った。もしかしたら私たちを忘れたのかと驚いた。ふざけた様子はないので、ほんとに一瞬、娘夫婦ではなく単に見たことがある人たちだと思ったのかもしれない(^-^;マイッタ

もしもの時のためにショーツをケアパンツにはきかえてもらって、車に乗り、いつものマクドナルドで休息(私たちがまだ昼食前だったので腹ごしらえ)。母にはハッピーセットを買い、付録(?)の絵本を渡したら、眼鏡をかけて読み始めた。文字を覚え始めた子供のように文字を追うことはできるが、物語を把握するのはもしかしたら難しいかもしれない。

店を出て、どこかいい花見ができるところはないかと車を走らせたら、桜堤通りという素晴らしい桜並木に出会った。後で調べたら調布市にある通りで多摩川に沿った道だった。

母は「あなたたちに連れてきてもらってよかった。だって一人じゃどこへも行けないもの」と喜んでくれた。

ホームに帰ると、自室ではなく、前回のようにみんながいる食堂に行きたがった。そこで何ができるわけではないが、みんなと一緒にいることを望むのは良いことだ。

東京の気温は20度を超えていたそうで、温かく、空は青く、桜は満開。きょう会いに行ってよかったと思った。