何度でも

ホームに入ってすぐ右側にある事務所の窓口から母の席が正面に見える。席についている時は私達が訪問するとすぐに見つけて「待ってました」というように手をあげる。そんな時は「まだ目が良く見えるな」「まだ私達を認識しているな」とホッとする。
先々週マクドナルドに行った時に写した写真を持って行き、ボケットアルバムに追加すると、そのアルバムを手にとって「あららら、こんな写真が入っていたの? 知らなかった。」と昨年大晦日に撮った孫やひ孫の写真を眺めた。
楽しかったことなら、忘れても、何度でも初めてのように楽しめれば幸せなことかもしれない。