誕生日プレゼント

今年の母の誕生日は私の都合がつかないので、(例年のように)母に家に来てもらうのはやめて、ホームに行ってプレゼントを渡すだけにした。プレゼントはオシャレなグレーのカーディガン。「こういうの好きよ。ピッタリだわ」と大変喜んでくれたので嬉しかった。「これ着て『白ヤギ珈琲店』に行こうか?」と誘ったら「いいね」とのこと。いつものようにミニシフォンケーキセットを頼み、のんびりしていると、着ているカーディガンに気が付いて「あら、これは見たことがないね、初めて着たのかな・・・」と言うではないか。「これはさっき私たちが誕生日プレゼントにあげたものよ」というと「あらそうだった? だめだねぇすぐ忘れちゃう」と困ったように笑う母。珈琲店に居る間にその会話が3回。ホームに戻ってから1回。すぐ忘れるのは仕方がないが、張り合いがないったらありゃしない(^^ゞ 
「もう赤ん坊は産まれない?」と聞くので「(子どもたちは)2人ずつ居るからもう作らないと思うよ」というと「あんたの子供は何人?」というので「YとAの2人よ」といったら「そうかぁ」と分かったような分からないような。少し頭を使ってもらおうと「自分は何人兄弟だっけ?」と聞いたら、しばらく考えても名前が出ないようす。そのうち「まさえちゃんがいるね」と21歳で亡くなった弟の名前を思い出してビックリ。しつこく聞いても混乱するかもしれないので適当に切りあげたが、分からないことが増えたなと思った。