現代日本文学全集

先日、マンションのゴミ集積場に段ボールを捨てに行ったときに、古新聞置き場に「現代日本文学全集」がドーンと捨ててあった。見捨てるに忍びなくて拾ってきた。奥付を見ると昭和20年代後半から出版された全集らしい。

字が小さくしかも1ページ3段組。1冊のページ数は400超。これが35冊。

馬鹿だねぇ私(^▽^;

全部読まないまでも、1冊や2冊は完読したい。

拾ってきた日に「永井荷風集」を開いてみた。む、難しい。ちょうどその日に、録画してあった番組を見たら永井荷風の「断腸亭日記」を流れにはさんで話が進められていた。なんだか「ぜひ読みなさい」とすすめられている気がしたよ。

で、永井荷風を脇に置いて「夏目漱石集」を手に取った\(^-^;ナゼ

「倫敦塔」は漢字が多くて難儀した。しかし、倫敦塔ってエッフェル塔みたいなものかと思っていたら全然違った。

次の「坊ちゃん」はテンポが良くて面白かった。有名な作品なので読んでなくても知っているような気がしていたが、全然違っていた。赴任した中学でうまくやっていくのかと思っていたら違ったし、マドンナとどう絡むのかと思ったらチラッと登場しただけで何事も起こらなかった。なんで「坊ちゃん」なのかと思ったら彼を可愛がってくれた下女の清が「坊ちゃん」と呼ぶからなんだろう。まさしく行動が若くてやんちゃで一本気な「坊ちゃん」なのだった。

さて次は「夢十夜」だ。これは放送大学の課題だったから読んだことがある。